四六判 288ページ
沖縄拳法空手道沖拳会
師範 山城美智 著
山城美智師の『泊手 突き本』に続く待望の2冊目の書籍。
あらゆる武術の根底には共通の「原理」が存在する。
前編では、「脳」の働きに着目し、優れた脳活動が優れたパフォーマンスを生むことを明らかにしている。後編では人類の起源から現代社会を作り上げた社会構造を明らかにし、武術が持つ原理そのものを解説している。
あらゆる戦いにおいて、戦略、戦術の原点を理解することがいかに大切かということを知ることができる。
山城空手の原理を学ぶ絶好の書。
【WBC 世界バンタム級王者中谷潤人さん 推薦コメント】
山城先生から拳で突く極意、大切にすべきことを教えていただきました。
軸の中心を捉えたとき、相手の体感速度は、より速くなる。相手の軸に対して直線を意識する。軸の中心を捉えるためにポンションをずらす。でも拳は真っ直く、相手の軸の中心に向かって打つ、というような技術です。
『筋力に頼らず、重心(体重)を拳に伝える』『スピードに頼らず、起こり(初動)を見せない』という山城先生のお話が、自分も大切にしているパンチの技術と重なって、とても参考になりました。
【目次】
前編 強さの真髄は脳にあり
第1節 「無意識」を司る小脳
第2節 イメージトレーニングの本質に迫る
第3節 達人への脳内改革
後編 恐怖心の克服
第1節 人類史にみる恐怖形態の変化変容
第2節 現代社会生活に活かす武術
第3節 親の影響と恐怖心
第4節 恐怖心を利用し戦略を立てる
第5節 心のコントロール
第6節 武術家の日常
第7節 認知戦を知る
第8節 ミラーニューロンの仕組み
第9節 中心を抑える
第10節 先を取る
おわりに